Web予約

医師募集

(求人)見学・WEB説明会

動悸・息切れ

Palpitations, Shortness of breath

動悸・息切れ|岩崎医院|北花田にある内科・外科・肛門外科

動悸について

Palpitations

動悸

動悸とは、心臓の拍動が自覚される症状です。心臓の鼓動を強く感じる、速く感じる、脈の間隔が不規則に感じることがあります。動悸の原因によっては、胸の不快感や息切れなど、ほかの症状が生じることもあります。
動悸はよくみられる症状です。下記のとおり、動悸は様々な原因によって引き起こされるので、治療を必要とする場合とそうでない場合とあります。

動悸の原因・症状・種類

動悸は病気が原因である場合と病気以外の要因が原因である場合があります。

心臓疾患

  • 心臓弁膜症
  • 心筋症(肥大型・拡張型)
  • 不整脈(発作性上室性頻拍・期外収縮・心房細動・心房粗動・洞不全症候群など)
  • 心不全

心臓以外の疾患

  • 貧血(赤血球の減少)
  • 低血糖
  • 甲状腺機能亢進症
  • 更年期障害
  • パニック障害

その他の原因

  • 激しい運動
  • 強い感情(過剰な興奮や緊張状態、不安、恐怖など)
  • 発熱
  • 脱水
  • 薬物、カフェインやアルコールの過剰摂取

動悸の治療

Treatment

動悸は様々な原因によって引き起こされるので、治療を要する場合とそうでない場合があります。動悸の症状を感じた場合、以下の特定の症状や特徴に注意して受診の必要性やタイミングを判断してください。

緊急を要する場合

  • 安静にしているのに、脈拍が140回/分以上である。
  • 胸痛、息苦しさ、意識が遠のく、冷汗が出る、などの症状がある。
  • 動くことができないほど激しい動悸がある。

※上記のような症状がある場合には、夜間・休日を問わず、直ちに救急病院を受診してください。状況によっては救急車が必要です。

早めの受診が必要な場合

  • 安静にしているのに、脈拍が100回/分以上である。
  • 脈がとぶ、乱れている。
  • 強い拍動が続いている、繰り返している。

※なるべく早く、医療機関を受診しましょう。

様子をみてよい場合

  • 一時的なもので、その後は繰り返さない。

※症状の悪化傾向がみられれば、医療機関を受診しましょう。

動悸の検査と診断

医療機関を受診する際には、動悸を感じたときの状況を正確に伝えるようにしましょう。
動悸の原因を明らかにするためには、心電図検査や血液検査も必要ですが、動悸が起こったときの状況や自覚症状、脈の様子などが、原因を推測するうえで非常に役に立ちます。

動悸を感じたときのチェック項目

  • どんなきっかけで動悸が起こったか?
  • どんな症状で、どれくらいの時間続いたか?
  • 動悸が始まるときと止まるときの状況。突然か、あるいは徐々にか?
  • 動悸を感じているときの脈拍数はどのくらいか?
  • 脈拍は規則的か、不規則か?

心臓疾患が疑われる場合は、心電図検査で波形を見たり、心臓超音波検査で心臓の動きや弁の異常の有無を調べます。受診時に動悸の症状がみられない場合には、24時間ホルター心電図検査(心電図をつけて一日を過ごす)を行います。(※心臓超音波検査や24時間ホルター心電図検査が必要な場合には、専門医に紹介します。)
心臓以外の原因が考えられる場合には、血液検査で貧血の有無を調べ、血糖値や甲状腺ホルモン値を測定します。

これらの問診内容や検査結果から、動悸の原因を総合的に判断します。

検査の結果で問題のない動悸と診断された場合には、治療の必要はありません。症状が強い場合には、薬物療法を行うこともあります。

動悸の原因が治療の必要な不整脈の場合には、薬物療法のほか、カテーテルアブレーション(カテーテル先端から高周波電流を流して、不整脈の原因となる部位を焼灼する。)、電気的除細動(体外から電気ショックを与えることで、不整脈を電気的にリセットする。)、ペースメーカー(体内に機器を埋め込んで、電気的に脈拍を整える。)
(※上記の治療が必要な場合には、専門医に紹介します。)

息切れ

Shortness of breath

「息が切れる」「息苦しい」など、呼吸に関連した症状は心臓や肺などの病気が原因で血液中の酸素が不足して引き起こされている場合があります。また、貧血などが原因で起こる場合もあります。健康な人でも激しい運動時には息切れを感じますし、また加齢とともに軽い作業でも息切れすることはあります。こうした症状が生理的な範囲内のものであるか、あるいは病的なものかを見分けることが大切です。息切れを感じた場合には、早めに受診されることをお勧めします。

pagetop