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目、顔が黄色い・尿が茶色い

Jaundice

目、顔が黄色い・尿が茶色い|岩崎医院|北花田にある内科・外科・肛門外科

黄疸について

About Jaundice

黄疸

黄疸とは、血液の中のビリルビンという物質が増加し、皮膚や目の白いところが黄色く見える状態です。倦怠感、皮膚の痒み、尿の色が濃くなるなど、他の症状を伴うことがあります。
黄疸は一般的には眼球結膜(白眼)から始まります。眼は白いままなのに手のひらが黄色い場合には、柑橘類の食べ過ぎによる柑皮症を考えます。
ビリルビンは、赤血球の中身から作られます。
赤血球中のヘモグロビンという物質が脾臓などでビリルビンになります。そして血液で運ばれて肝臓に行きます。肝臓で形を変えて、多くは胆汁の中に排泄されます。そのため、肝臓が機能しなかったり、胆汁の流れが悪かったりすると、黄疸が出現します。

黄疸の原因と考えられるもの

  • 総胆管結石
    肝臓から小腸に胆汁という液体を出す管(総胆管)に石ができることです。この石を胆石といいます。胆石が胆管の出口付近の狭くなっている部分にはまってしまい、胆汁の流れがせき止められてしまうとビリルビンが体の外に出せなくなって、黄疸が出ます。悪寒・発熱や腹痛が一緒にみられることが多いです。早急に医療機関の受診をしてください。
  • 急性肝炎・肝硬変
    肝臓でのビリルビンを処理する力が低下し、血液中のビリルビンの濃度が上がるため黄疸となります。急性肝炎は、アルコールや、B型肝炎ウイルスや免疫系の異常によって起こることもあります。倦怠感が強く食欲がなくなることが多く、早急に医療機関を受診してください。
  • 胆管がん、膵頭部がん
    総胆管にできたがんが大きくなると、胆汁の流れが悪くなり、黄疸がみられるようになります。
    膵臓は15cmほどの長さのある細長い臓器ですが、がんができる部位によっては黄疸がでることがあります。胆汁の通り道や、出口である十二指腸乳頭部という場所にがんができると黄疸がみられることがあります。

黄疸のチェックポイント

Checkpoint

⻩疸があると何らかの病気が隠れていることが多く、医療機関での詳しい検査が必要です。白眼が黄色い以外にも、おしっこの色が濃くなったり、便の色が薄くなったりすることで、自分で気がつくことができます。

下記のような症状があれば、早急に医療機関を受診するようにしましょう。

  • お腹の痛みがある
  • 発熱がある
  • 水分をとっているのにおしっこの色が濃く(茶色に近い)なった
  • 白眼が黄色くなった
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