一般外来 北花田の内科・外科・肛門外科 岩崎医院

 

一般外来

 

胃がん ・大腸がん ・食道がん ・乳がん

 


 

胃がん

「胃がんとはどのような病態ですか?」


50歳頃から増加し80歳代に最も多いがんです。男性に多い傾向があります。胃がんは、男性のがんのなかでは最も多く、女性では乳がん・大腸がんに次いで3番目に多いがんです。

胃がんは、胃壁の一番内側を覆う「粘膜」の細胞ががん細胞となり、無秩序に増えていくことで発生します。大きくなるにつれて、「粘膜下層」→「固有筋板」→「固有筋層」→「漿膜」と深層(胃壁の外側)に向かって進行していきます。漿膜の外側にまで達すると、周辺の臓器(大腸や膵臓など)にも拡がっていきます。がんが周囲に拡がっていくことを「浸潤(しんじゅん)」といいます。

また、がん細胞がリンパや血液の流れにのって、離れたリンパ節や臓器でとどまり増えていく「転移」が起こることがあります。その他、漿膜の外側を越えて、腹腔内にがん細胞が散らばる「腹膜播種」が起こることがあります。

胃がんは、早期の段階では自覚症状がほとんどなく、場合によってはかなり進行した状態でも症状が見られないこともあります。主な症状を挙げるとすれば、胃(みぞおちの部分)の痛みや違和感・胸焼け・吐き気・食欲不振などです。胃がんから出血することで、貧血や黒い便がみられたりすることもあります。その他、食後の腹部膨満感や体重減少といった症状がある場合には、進行胃がんの可能性もあります。

上記のような症状がある場合には、すぐに医療機関に相談しましょう。しかし、症状が出てからでは早期胃がんの段階で発見することは難しく、早期発見のためには定期的に検診を受けることが大切です。

 

胃がん

 

 

「胃がんになるリスク因子は何ですか?」


胃がんの発生要因としては、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染、喫煙があります。

その他には、塩分の過剰摂取が胃がん発生のリスクを高めるといわれています。

ピロリ菌感染の期間が長いと胃がんになりやすい「萎縮性胃炎」になります。そこで、ピロリ菌感染の有無を調べる検査(血中のピロリ菌抗体を測定)と萎縮性胃炎の有無を調べる検査(血中のペプシノゲンを測定)を組み合わせて、胃がんになりやすいか否かのリスク分類をする検診が「胃がんリスク検査(ABC検診)」です。(胃部X線検査や胃内視鏡検査のように、胃がんを早期発見する検診ではありません。)受診者が胃がんになりやすいかどうかをA〜Dの4群に分類します。

 

 


「ピロリ菌の除菌に成功した方へ」

 

1:除菌後の胃がん

上記の図のとおり、除菌に成功しても胃がんのリスクは残存しているため、定期的な胃カメラ(内視鏡検査)を行うことを推奨します。

 

2:除菌後の潰瘍再発

ピロリ菌の除菌により胃・十二指腸潰瘍の再発は減少しますが、潰瘍再発がみられることもあります。とくに消炎鎮痛薬の服用がそのリスクとなることがあります。除菌後も自覚症状がある場合には、胃カメラ(内視鏡検査)を行うことを推奨します。

 

3:除菌後の逆流性食道炎発生

ピロリ菌の除菌後に逆流性食道炎が発生することがあります。その多くは軽症ですが、とくに高齢者で高度の萎縮性胃炎と食道裂孔ヘルニアを合併している場合には、重症の逆流性食道炎をきたすこともあります。除菌後に胸焼け・呑酸(どんさん:苦いものが上がってくる感じ)がみられる場合には、早めにご相談下さい。

 

「胃がんを早期発見するためには・・・」


がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることです。

胃がんの検診方法として効果があるとされているのは、「問診」に加え「胃部X線検査」もしくは「胃内視鏡検査」のいずれかです。男女ともに、50歳以上の方が対象となっています。検診の間隔は2年に1度ですが、気になる症状がある場合には、検診を待たずに早めに医療機関を受診しましょう。

 


 

大腸がん

「大腸がんとはどのような病態ですか?」


大腸がんは、やや男性に多い傾向にあり、30歳前半から増加して、高齢になるにつれて多くなります。男性では、胃がん・前立腺がんに次いで3番目、女性では乳がんに次いで2番目に多いがんです。

大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんで、「腺腫」という良性のポリープががん化して発生するものと、正常の粘膜(大腸壁の一番内側を覆う部分)から直接発生するものとがあります。大腸の粘膜に発生したがんは大きくなるにつれて大腸壁に深く侵入していき、大腸壁の外側まで拡がると腹腔内にがん細胞が散らばる「腹膜播種」がみられることがあります。また、リンパや血液の流れにのって周囲のリンパ節や肝臓・肺などの臓器に「転移」することがあります。

 

 

「大腸がんになるリスク因子は何ですか?」


大腸がんの発生は、生活習慣と関わりが深いといわれています。赤肉(牛・豚・羊など)や加工肉(ベーコン・ハム・ソーセージなど)の摂取、飲酒や喫煙により大腸がんが発生する危険性が高まります。また、肥満の方にも大腸がんが多くみられます。

 

 

「大腸がんになるとどのような症状が現れますか?」


早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状がみられるようになります。

症状としては、下血(便に血が混じる、赤黒い便が出る)・便秘と下痢を繰り返す・便が細い・腹痛や腹満感(お腹がはる)・貧血などが挙げられます。

比較的頻度の高い下血の症状は、痔などの病気でもみられるため、放置されがちです。

症状が続くようなら、早めに医療機関に相談しましょう。

がんが進行すると、慢性的な出血により貧血が進行し、大腸の内腔が狭くなり便秘・下痢・腹満感がみられます。さらに進行すると腸閉塞(イレウス)となり、便が出なくなり、腹痛や嘔吐などの症状がみられるようになります。

大腸がんの転移が、肺や肝臓の腫瘤として先に発見されることもあります。

 

 

「大腸がんの早期発見するためには・・・」


がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることです。

男女ともに、40歳以上の方は年1回、大腸がん検診を受けましょう。検診の内容は、問診と便潜血検査です。便潜血検査では、大腸がんやポリープなどによる出血が便に混じっていないかを調べます。(通常、便に血が混じっても微量であれば目には見えません。)便潜血検査による検診は、がん死亡率を減らす科学的根拠に基づいて行われており、安全で簡単かつ安価な検査です。

検査の結果が「要精検」となった場合には、必ず精密検査を受けましょう。精密検査は通常は大腸カメラ(内視鏡検査)を行います。大腸カメラが困難な場合には、その他の検査を行うこともあります。

がんは1回の検診で見つからないこともありますので、毎年定期的に受診するのが望ましいといわれています。また、気になる症状がある場合には、検診を待たずに早めに医療機関に相談しましょう。

大腸がん


 

食道がん

「食道がんとはどのような病態ですか?」


食道がんと新たに診断される人数は、1年間に10万人あたり17.9人と比較的少ないです。男女別でみると、男性では1年間に10万人あたり31.0人、女性では5.6人と、男性に多い傾向にあります。年齢別でみると、50歳代から増加をはじめ、70歳代に最も多くみられます。

日本人の食道がんは、約半数が食道中央付近にみられ、次いで食道下部に多くみられます。

食道がんは、食道壁の一番内側を覆う「粘膜」の表面から発生します。1カ所にとどまらず、

食道内にいくつも同時に発生することもあります。

がんが食道粘膜内にとどまる場合に「早期食道がん」、粘膜下層までにとどまる場合を「表在食道がん」、それより深い層にまで及んでいる場合を「進行食道がん」と呼びます。

食道粘膜から発生したがんは、大きくなるにつれて深層(食道壁の外側)に向かって進行していきます。食道壁の外側にまで達すると、周辺の臓器(気管や大動脈など)にも拡がっていきます。がんが周囲に拡がっていくことを「浸潤(しんじゅん)」といいます。

また、がん細胞がリンパや血液の流れにのって、離れたリンパ節や臓器でとどまり増えていく「転移」が起こることがあります。

 

 

「食道がんとはどのような病態ですか?」


食道がんと新たに診断される人数は、1年間に10万人あたり17.9人と比較的少ないです。男女別でみると、男性では1年間に10万人あたり31.0人、女性では5.6人と、男性に多い傾向にあります。年齢別でみると、50歳代から増加をはじめ、70歳代に最も多くみられます。

日本人の食道がんは、約半数が食道中央付近にみられ、次いで食道下部に多くみられます。

食道がんは、食道壁の一番内側を覆う「粘膜」の表面から発生します。1カ所にとどまらず、食道内にいくつも同時に発生することもあります。

がんが食道粘膜内にとどまる場合に「早期食道がん」、粘膜下層までにとどまる場合を「表在食道がん」、それより深い層にまで及んでいる場合を「進行食道がん」と呼びます。

食道粘膜から発生したがんは、大きくなるにつれて深層(食道壁の外側)に向かって進行していきます。食道壁の外側にまで達すると、周辺の臓器(気管や大動脈など)にも拡がっていきます。がんが周囲に拡がっていくことを「浸潤(しんじゅん)」といいます。

また、がん細胞がリンパや血液の流れにのって、離れたリンパ節や臓器でとどまり増えていく「転移」が起こることがあります。

 

 

「食道がんになるリスク因子は何ですか?」


食道がんが発生するリスク因子として重要なのは、喫煙と飲酒です。とくに日本人に多い「扁平上皮がん」というタイプには、喫煙と飲酒との関連性が強いといわれています。

飲酒により体内に生じるアセトアルデヒドは発がん性物質であり、アセトアルデヒドの分解に関わる酵素の活性が生まれつき弱い人は、食道がんが発生する危険性が高まるといわれています。つまり、飲酒で顔が赤くなる体質で飲酒量が多い、かつ喫煙習慣のある人は、食道がん発生のリスクが高いということです。また、熱いものを好んで食べる習慣がある人には、食道がんが発生しやすいともいわれています。

 

 

「食道がんになるとどのような症状が現れますか?」


初期には自覚症状がないことがほとんどです。進行するにつれて、飲食時の胸の違和感・飲食物がつかえる感じ・体重減少・胸や背中の痛み・咳や声のかすれなどの症状がみられます。

 

1:胸の違和感

飲食物を摂取した際に胸の奥が痛む、熱いものを飲み込んだ際にしみる感じがするといった症状があります。

 

2:飲食物のつかえ感、体重減少

がんが大きくなるにつれて、食道の内腔が狭くなると、飲食物がつかえるようになります。軟らかい食べ物しか通らないようになり、さらに進行すると水も通らなくなります。このようになると、食事量が減り、体重が減少します。

 

3:胸や背中の痛み、咳や声かすれ

がんが進行して食道壁をこえて周囲にある肺・脊椎(背骨)・大動脈に拡がっていくと、胸の奥や背中に痛みを感じることがあります。気管や気管支などに拡がると、その刺激により咳が出ることがあります。また声帯の動きを調節する神経(反回神経)へ拡がると、声がかすれることがあります。

 

 

「食道がんの早期発見するためには・・・」


食道がんに関しては、指針として定められている検診はありません。気になる症状がある場合には、早めに医療機関に相談しましょう。

 


 

乳がん

「乳がんとはどのような病態ですか?」

女性のがん罹患全体の約20%を占め、女性では最も多いがんです。30歳代から増加しはじめ、40歳代後半から50歳代前半にピークがみられます。

男性の乳がんは、女性の乳がんの1%程度で、女性より5〜10歳ほど高い年齢層に発症します。

乳房(にゅうぼう)は母乳(乳汁)をつくる乳腺と、乳汁を運ぶ乳管、それらを支える脂肪組織から成っています。乳腺には腺葉と呼ばれる15〜20個の組織の集まりがあり、腺葉は乳管と多数の小葉(しょうよう)から構成されています。

乳がんの95%以上は乳管の上皮細胞にできる「乳管がん」です。約5%に小葉から発生する「小葉がん」があります。他にも特殊なタイプの乳がんがありますが、頻度は多くありません。

がん細胞が乳管や小葉内にとどまっている状態を「非浸潤がん」と呼び、がん細胞が増殖し、乳管や小葉の外に拡がった状態を「浸潤がん」と呼びます。乳がんが増殖し浸潤がんとなると、リンパや血液の流れにのって離れたリンパ節や臓器にとどまり増えていく「転移」が起こることがあります。

乳がんは、しこりとして発見されるまでの、乳房周囲のリンパ節や、遠くの臓器(骨・肺・胸膜・肝臓・脳など)に転移して見つかることがあります。乳がんの種類や性質によって、拡がりやすさや転移しやすさは大きく異なります。

 

 

「乳がんになるリスク因子は何ですか?」

乳がんの発生には、女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっていることが知られています。体内のエストロゲンが多いことや、体内にエストロゲンを加える経口避妊薬の使用、また、閉経後のホルモン補充療法などは、乳がんの発生する危険性を高めます。

また、初経年齢が低い、閉経年齢が遅い、出産経験がない、初産年齢が高い、授乳経験がないことなども、乳がんの発生する危険性を高めます。

生活習慣に関しては、飲酒・閉経後の肥満・身体活動量が少ないことが乳がん発生の危険性を高める要因となります。

その他には、第一親等(自分の親または子)で乳がんになった血縁者がいる、良性乳腺疾患にかかったことがある、マンモグラフィで高濃度乳腺を指摘される、身長が高い、放射線による正常細胞への障害があることなども、乳がん発生の危険性を高めます。

 

 

「乳がんになるとどのような症状が現れますか?」

乳がんが見つかるきっかけとしては、マンモグラフィなどによる乳がん検診を受けて疑いを指摘される場合や、自分で症状に気づく場合が多いようです。

自分で気づく症状としては、以下のようなものがあります。

 

1:乳房のしこり

乳がんが進行すると腫瘍が大きくなり、注意深く触るとしこりがわかるようになります。ただし、しこりがあるからといって、すべてが乳がんというわけではありません。例えば、乳腺症・線維腺腫・葉状腫瘍などでも、しこりとして触知されます。これらは乳がんとは異なりますが、しこりが気になる場合にはまずはご相談下さい。

 

2:乳房の皮膚の変化

乳がんが乳房の皮膚の近くに達すると、エクボのような皮膚のくぼみができたり、乳頭や乳輪部分に湿疹やただれができたり、ときには(オレンジの皮のように)皮膚がむくんだように赤くなったりします。乳頭の先から血液の混じった分泌液が出ることもあります。

乳房のしこりがはっきりせず、乳房の皮膚が赤く痛みや熱をもつ乳がんを「炎症性乳がん」と呼びます。炎症性乳がんのこのような特徴は、がん細胞が皮膚に近いリンパ管の中で増殖してリンパ管に炎症を引き起こしているためです。

痛み・むくみ・腫れといった症状は乳がん以外の病気、例えば良性腫瘍の1つである線維腺腫、そのほか乳腺症や細菌感染が原因の乳腺炎・蜂窩織炎(ほうかしきえん)などでもみられることがあります。

上記のような乳房の皮膚の変化があるような場合には、お早めにご相談下さい。

 

3:房周辺のリンパ節の腫れ

乳房の近くにあるリンパ節である、「腋窩(えきか)リンパ節」(わきの下のリンパ節)や「内胸リンパ節」(胸骨のそばのリンパ節)に転移しやすく、これらのリンパ節を乳がんの「領域リンパ節」と呼びます。腋窩リンパ節が大きくなると、わきの下にしこりが触れたり、リンパの流れがせき止められて腕がむくんできたり、腕の向かう神経が圧迫されて腕がしびれたりすることがあります。

 

 

「乳がんを早期発見するためには・・・」

日本人女性では乳がんになる人の数は増加しており、とくに40歳代から多くみられるようになります。そのため、40歳を過ぎたら自覚症状がない女性でも、2年に1回は乳がん検診を受けることが推奨されています。

月1回程度のセルフチェックで、乳房のしこり・乳房の皮膚変化・乳頭からの血性分泌物・乳房の腫れや痛みなどの自覚症状がある場合には、次の乳がん検診まで待つことなく早めに医療機関にご相談下さい。

 


 

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